Akatsukian’s diary

gooblogから引っ越してきました。

千家伝来の茶の湯釜


 開館十五周年記念『千家伝来の茶の湯釜』
大西清右衛門美術館 サイト ※6月29日(日)まで

今年2度目の訪問。

例によって例のごとく、検定合格証を提示したところ、
番号を控えられて100円の割引。

もっとも、以前は800円が900円に値上げしたので、その分がチャラになっただけ。
(以前は○○会会員証提示で100円割引。700円だったゆえ、オトク感薄し)

検定事務局としては「合格者の美術館へ行く状況を把握したい」のが本音なのだろうが、
対応は美術館によってまちまち。
(樂美術館や野村美術館のように、茶道に関係のない来訪者も多い所は提示のみだった)

そして、大きな変更点が

今回から展示目録を配布していただけるようになった。

その代わり、詳しい展示解説のファイルの貸し出しはなくなった。

うぅー。
展示室は暗いから、展示品脇の展示解説を読むの、
私みたいな視力が弱い人間にはつらいんだけどなぁ

まぁ、以前みたいにチラシの白いところに
ゴチャゴチャ展示目録を手書きすることはなくなっただけでも、
有り難いと思うことにして、展示室へ。

今回は開館15周年ということもあり、
めったに拝見できない三千家所蔵の茶釜も展示されている豪華版

裏千家今日庵蔵から。

宗旦好の四方口釜(口四方釜?)。
小ぶりだけど、口のところが四角形で下が尾垂れ。環付は鉈豆。
さすがぁ、の見事さ。

初代寒雉作の仙叟好の矢筈釜。
口のところの矢筈と賽の環付が変わってる。

玄々斎好の一味釜。
万代屋形というらしい。
羽の四方を掻き落としている荒々しい意匠。

坐忘斎好の七宝地紋甑口舵環付糸目釜。(御当代作)
凝った意匠。

一燈好の鏡釜。左右の環付が違うのが変わってる。


表千家不審庵蔵から。

切合風炉釜と唐金皆具、火箸も大きくて立派。

西村道也作の少庵好の巴霰釜。
表千家北山会館で見たかも。

芦屋の達磨釜が緩やかなラインが好き。蓋が2つ。環付は遠山。これもいい。

如心斎蔵の責紐釜(6代浄元作)。口造が小さく。環付も口造わきに小さく。
織部好とえらく違う。

覚々斎好の唐金渦水指。凝ってる
作者の大西五兵衛は江戸大西家の祖・大西定林の子。

武者小路千家官休庵蔵から。

利休好の湯の釜。オーソドックス。
一翁好の四方算木釜は環付が口が大きく、正方形で尾垂れ。

直斎好の透木釜は下間庄兵衛(名越浄味の弟子)作。
すくい蓋と羽の下がえらく深い。 土星みたい。

宝珠釜は海老環付。14代大西浄中作。伊勢エビがリアル。


7階の茶室展示は
宗旦が万代屋釜に合わせた風炉を発注した際の風炉切形がよかった。

風通しに窓が開いていたので、お庭(露地)に出てみた。





今回も風炉釜を堪能。

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大西清右衛門美術館バックナンバーリスト
 2014年2月 『新春の寿ぎ -福をよぶ吉祥の茶道具-』
 2013年10月 開館十五周年記念『初代浄林・二代浄清』
 2013年3月『大西家の近代-浄長・浄中・浄心-』
 2012年11月『京釜の粋-三条釜座、釜師の技と名品-』
 2012年5月『茶の湯釜歳時記』
 2012年2月『釜師 大西家歴代』
 2011年10月『釜をとりまく茶道具』
2011年5月『吉祥の釜』
 2010年9月『茶の湯釜にみる朽ちの美』
 2010年5月『風炉を楽しむ』 
 2009年11月『千家十職 大西清右衛門家の釜と金工-茶の湯工芸の伝統と創造-』『寺院ゆかりの茶の湯釜』
 2009年5月『開館十周年記念 釜師 大西清右衛門の目 それぞれの所蔵品から』
 2008年10月『開館十周年記念 釜師 大西家歴代展』
 2008年3月『風雅-茶のなかにみる意匠』
 2007年11月『茶人と釜』

 『釜師 大西清右衛門の世界』 (美術館「えき」KYOTO)
 2008年11月『千家十職 釜師 十六代 大西清右衛門展-襲名十五周年を記念して-』(日本橋三越本店